KEIから一言
2020年10月から総合生存学館の一員になりました齋藤敬です!宜しくお願いします。
学生時代から環境問題に興味があり、ネパールに植林に行ったりしてましたが、化学を専門にすると決め、日本で高分子化学の分野で工学博士を取得しました。その後は海外に渡り、アメリカでグリーンケミストリー(環境に優しい化学)の創始者の下で2年半程修行した後、オーストラリアで13年程グリーンケミストリーの専門家として研究室を主宰(運営・教育)してました。
専門は、グリーンケミストリーです。化学で環境を良くしていこう!環境問題に取り組もうと思っています。
詳しいグリーンケミストリーの説明は以下のホームページで。
世界の物質は全て原子、分子、つまり化学で成り立っています。環境問題を考える場合、物質が何で構成されているのか、どうやって作るのか、そして分解されたら何になるのかを議論するグリーンケミストリーはとても大切な概念です。もう一つ主に取り組みたいのはサーキュラーエコノミー(循環型経済)です。サーキューラーエコノミーとは、廃棄物を新たな資源と捉え、廃棄物を出すことなく資源を循環させる仕組みを言うのですが、これを達成させるために何ができるのか、マクロとミクロ両方の観点からここ総合生存学館で研究を進めて行きたいと思っています。
今迄環境に優しいバイオプラスチック、光で分解するプラスチックや傷が治るフィルム等を開発してきましたが(こちらの材料化学も継続します)、それに加えて、今迄になかった新しい視点からの環境問題解決へ、専門的且つ包括的なアプローチで一緒に取り組んでくれる学生を求めています。
興味がある方はグリーンケミストリー&サーキュラーエコノミー研究会に是非。
また化学をできる限り簡単に皆さんに教えていきたいとも思ってます。最近サイエンスに興味を持ち始めたけれど、どう勉強すれば良いか解らない、もう勉強するのは無理だと諦めていた学生さん、是非来年度から始まる、自分が教える授業を受けてみてください!